IZO東京公演
邦楽維新Collaborationと同じ日に昼公演もあることに気づいたけれど、S席1万1千円のお値段に躊躇した。時間的にも既に取った飛行機では、若干の不安もあったから。
でも追加席が出たことに気づいて、行っちゃおうと。
見た後で、「DVDだけでも良かったな」と思うことはあっても、DVDを買った後、「実際の舞台を見ておけば良かった」は取り返しがつかないことだし。
行って正解。
舞台装置がムチャムチャ好み。
場面ごとの装置の切り替え方が美しすぎ。
今の技術だと、ここまで美しくできるのかと興奮。
DVDでしか見てないけれど、吉原御免状が装置、大道具か、そのものを動かして美しく見せた。
今回はそういうのに加えてスクリーンの使い方が巧み。
まだ大阪公演があるので、ここまで。。。
主役の森田剛さん。
カッコいいかたなので、そういうのもあって、一旦はパスしようとしたんだけど。
ここまで、ここまで、情けなくて、哀れで、悲しい「人斬り」を見せてくれたことで、もう、本当に行って良かった。
「人斬り」は、立ち回りじゃなく殺し屋という意味のほう。
コミカルなやりとりも勿論たくさんある。
でも、以蔵の幼さ、真っ直ぐさ、それゆえの、哀れさ。
脚本と演出が良いと言われてしまえばそれまでだけど、森田剛さんの芝居もすごいと思った。
あの役に映えるというか。
大柄な俳優さんが多かったのか、小柄で華奢な以蔵が強調されて、そういう人間の奥にある怖ろしさを見せられた。
そして、最後の方で、幼く、情けなく、哀れだった以蔵が、堂々と喋る姿に、一気に、俳優、森田剛さんの本領発揮、と思えた。
サナギマンからイナズマンになるような感じですか。
あああ、演出家、いのうえひでのりさん。参りました。
「荒神-AraJinn-」はDVDになってないんだ。。。
今回どうなんだろう。ジャニーズ事務所は権利関係で難しいところがあるのかな。
もう一度じっくり見たいなぁ。
他は、やっぱり、池田鉄洋さんの坂本龍馬。
劇場1階最後列でも、はっきりわかる舞台向きの顔。。。
にこやかに、軽やかに、ひょうひょうと、喋り、舞台で立ち回る。
その一方で真面目な場面ではビシっと締めてかかることができる。
一人で、大物と渡り合った坂本龍馬の豪胆さが出てるように思った。
あとは、西岡徳馬さん。
さすがさすがの渋さです。
SHIROHの時の江守徹さんのように、ぐぐっと、厚みを加えてくださっていると思った。
吉原御免状の時の藤村俊二さんの軽くて重い演技もすごく好きだけど。
藤村俊二さんは、独特の雰囲気があって好き。
仙人みたいな雰囲気。おじいちゃんでなく、御隠居さま。
年をとって素敵さを感じる。若狭塗り箸のようだ。
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