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好奇心

珍しい物事、未知の事柄に対する興味(広辞苑)
興味:物事にひきつけられること。おもしろいと感ずること。心理学では、ある対象やできごとに特に関心を向ける傾向(広辞苑)

「情報の並列化の果てに個を取り戻すための、一つの可能性」として少佐が提示した「好奇心」という答え。

並列化。

並列:1)並びつらなること。並べつらねること。
2)並列接続の略

並列接続:電気回路において、電池・コンデンサー・抵抗などの回路素子の正極同士および負極同士をそれぞれ接続すること

ビッグブラウザの情報を処理する「AIの姉ちゃん」のバックアップでの「爺さん連中を並列化」というのは、2)の意味が濃そう。持続力があるのが、並列接続。パワーが出るのが直列接続。

オリジナルの不在がオリジナル無きコピーを作り出す

その現象を名づけるとしたらという問いへの少佐の答えが、

STAND ALONE COMPLEX

周囲に合わせることを、第一に求める国民性、和を以って尊しとなす、な感覚では、独自の個性を大切にするなんて難しい気がする。STAND ALONE なコンプレックスを抱かずにすむのは、「幸せ」なことなのかもしれない。
クローンとしての増殖は、環境の変化等の影響を全ての個体が同じようにダメージを受けるから絶滅しやすい。
死なばもろとも的な、「幸せ」。
だから、枠からはみ出ることを許さないのか。
他者が生き延びようとするために別の思想、行動、価値観を獲得することに寛容ではない国民性というか。

攻殻機動隊、最終回って、オープニングが無く、最後がそれまでのンディングではなく、オープニングで。
2ndGIGへのつながり、というより・・・仮想世界の未来に存在する問題と同じ構造の問題が現代にだってのさばり続けるってことだと思うんだけど。
でないと、今現在、唯一オリジナルが存在する、外部記憶装置、J.D.サリンジャー著野崎孝訳「ライ麦でつかまえて」白水Uブックスが登場する意味がないと思う。

オリジナルの不在がオリジナル無きコピーを作り出す

公安九課という「オリジナル」なんて存在しない、現代、現実社会。
少佐が居ない、現実社会。

バージャル・シティ・アルファからの強制転送先が図書館・・・情報の墓場だったっけ。
現代にもある、外部記憶装置。

青い帽子と赤い帽子と。
模倣者の象徴、青い帽子。
赤い帽子は、オリジナルとなったアオイという個を特定する、外部記憶装置、となる。

公安九課は、おまえや、わしが望む限り、犯罪に対して公正の組織でありつづける。それだけだ。

「おまえ」と呼ばれた少佐も、語った「わし」荒巻大輔さんも居ない、ゆえに「望む」ことはできない、そして、公安九課のように、「犯罪に対して公正」な組織が、公正に機能する組織が存在しない現実社会。

知ることで、ある種の限界に、近づいてしまうようで。
望んでしまう、次なる時空、2nd GIGなんてバーチャルな世界ではない、「時空」への、強制転送を。

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