SHIROH千秋楽から12日後
千秋楽は見えなかったけど、「まるちり―握った拳に神は宿る―」「板倉重昌 A Go Go!」とかもカーテンコールでやったのかな?
ネットの海のどこかで見た。
覚えてること、書き残しておかないと、勿体ないので、今頃だけど。。。
2幕の始まり行進のシーンで、モニターに写っていたのは、中東の国っぽいデモのシーンで。
今日、明日、すごく怖い。
怖いから、現実世界と無関係ではなかった、SHIROHのことを思い出してる。
あの空間では、不安、悲しさ、やるせなさ、そんなものを同時に感じていたであろう人も居ただろうから。
私一人ではなかったから。
舞台装置、背景画は、ライブCD歌詞シート裏面が配置されているような感じ。
これ、すごく感覚として好き。
ボーっと歌詞シート裏面を見ていると、「あの空間」を思い出す、というか、頭の中で再現する、再現し始める、「スタート・スイッチ」として機能するから。
たかだか、一枚の紙切れにすぎないものが、「あの時空」とリンクしてしまうのって、ゾクゾクしてしまう。
・・・人によるかもしんないけど。
右にシロー、左に四郎は背景画。
中央にはリオなのか、別の「マリア」というべき「象徴」としての存在なのか、見ている者の感覚でどう解釈しても良いと思うのだけど、羽のはえた女性が立っていて、それが幕に描かれていて上演中、舞い上がり、舞い降りを繰り返す。
最初に「舞い上がる」のを見たとき、「わお!!」だった。。。
で、それからどれほども立たずに、四郎の「違う、私は神の御子ではない、ぬおお~(ちょっと違う?)」の直後SHIROHのタイトルが映されるスクリーン(床に設置されていたみたい)が床から跳ね上がり、驚かされたわけ。
だって、2枚も上がってくるなんて、通常の感覚にないのだもの(苦笑)。
で、「あなたこそ、天の御子。我ら救いたまえ」のコーラスが、すごくキラキラした響きで、ミュージカルって面白いなって思った。
普通の芝居だと、うめき声、悲痛な願いの声、そんなものしか存在できないはずの空間。
そうしたものを表現する役者さんたち。
でも、ミュージカルだと、役者さんたちの歌声が、闇の中の一条の光のごとくなるから。
歌声の存在感はすごかった。
ここらは、1曲目「約束の地」、か。
パンフレットでは、「組曲」の文字は無く、CDであったのだけど、歌の中で、シーンがドンドン切り替わっていく勢いは、「組曲」!!
この言葉をつけたした感覚も好き。
舞台には、30弱の大小のモニターが積まれてた。
そこに、「全てに税がかかる」という言葉にあわせ、いろんなタイプの「税」という文字が表示された瞬間に、「こう使うのか!」って思って、その直後、興奮が収まらないうちに、「島原 天草 いんへるの」の文字が縦横、右左と流れて、呆然としている間に、キリシタン目付け津屋崎主水(池田成志さん)という悪役が、恐ろしげな声で登場し、酷い迫害シーンを演じてみせて、強烈な存在感を植えつけた。
次の瞬間、お福(四郎の姉、杏子さん)の登場は、闇を切り裂く光のようで、これもすごくて。
だから、その後の静かに登場する主人公四郎というのも、メリハリがあって素敵。
静かな登場だったから、農民役の方たちの歌声のキラキラが映えたのかな。
次が、お蜜さんの登場シーンか。
衣装の切り替え方の意味づけが面白いと思った役の一人。
1幕目と2幕目の色合いの違い。
1幕目はスリットが印象的なエンジの着物風。スリットから見えるタイツは、毒々しい緑色。股をガバっと開けて座るので、スリットから毒々しい緑がよく見える。。。柄の悪さで、何かをたくらんでいそうな、くの一役というのも伺わせてて。
2幕目、伊豆守に小太刀を向け右足を客席に向けて踏み出していると、スリットから渋いグレーの足が見えて、それで、衣装の色合いの変化に気づいて、胸がキュンとなった。お蜜さんの心境の変化が、色であらわされてたんだなって。毒気が抜けた、という感じの色合いの変化。
さんじゅあんの闇市(歌詞カードにあわせて思い出してる。。。)。
一箇所、「ちょっと待て、聞き捨てならないぞ!?」な歌詞、「女衆」を「闇市」で扱う商品としてる部分があるけど、現実、風俗産業は「表の市場」としておおっぴらにあり、デリバリーヘルスとかを「経営」している「男」なんて、搾取以外の何者でもないわけで。求人募集には、「返金率が高い」とか書いてあって、むかついたっけ。もともと、掠め取っているのに、吸い上げ当然な感覚だから「返金」か??、とか。
開業マニュアルみたいなのも幾つかネットで見かけてぞっとしたことがある。
闇市シーンの舞台装置。
次のさんじゅあんの館の調度も隠されてて。
リオが床に投影された四角い光の枠に立って、観客に背を向け、他の役者さんたちが暗がりで行う舞台装置の転換を見てるんだけど、客席でもボーっと見てて、観劇が終わって戻って何日かしてから、「すごいことやってたな」と思った。
例えば、歌舞伎あたりでは黒子さんは見えても見えないという約束。
このシーンでは場面転換してるけど、結界が張られているという感覚で見てて、「何をやってるの?」なんて思う余地を発生させない。
で、その「結界」シーンゆえに、次の四郎がシローに「(他の人には見えないリオが)見えるのか?」というせりふで、リオが何者なのかって思う。リオの存在が印象に残るシーンとなっていた。
後日、リオ登場シーンで十字の光の照射が増えたような気がするんだけど、気のせい??
闇市では、小さいアコーディオンをかけて出てくるルークさんも居たと思う。。。
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