無常和讃
和讃:仏・菩薩、教法、先徳などを和語で讃嘆した歌
・・・だそうだ。
葬式と七日七日で、ごじゅっさん(御住職さん)と唱えてる。
人の寿命(いのち)は短くて
華にたとえば朝顔の
露よりもろき身をもちて
何故に後生を願わぬぞ
たとえ浮世に長らえて
楽しむ心にまかすとも
老(おい)も若きも嫁も子も
遅れ先立つ世のならい
華も紅葉(もみじ)も人ざかり
十(とお)や十五のつぼみばな
十九はたちの華ざかり
しょたい盛りの人々も
すぐに頓死をするも有り
今宵枕をかたむけて
あさなに笑みし稚児(をさなご)も
暮(くれ)には煙となるもあり
あわれ果(はか)無き我等かな
娑婆は日に日に遠ざかり
死するは年々(としどし)近づきて
今日は他人の葬れいを
送りし我身も明日は又
化野(あだしの)とりべの客となる
これを思えばみな人は
おやこ兄弟夫婦とも
先だつ人の追善し
真言唱えて信ずべし
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